代表メッセージ

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代表メッセージ

修行時代の失敗から、「常に学び続け、患者様の些細な異変も見逃さない」と誓った。

痛みを根本から治したい

初めて「接骨院」と出会ったのは高校時代。野球に打ち込んでいた高1 の夏、肩に痛みを感じたのがきつかけだった。接骨院で施術を受けると、痛みは日を追うごとにみるみる消えた。高校在学中からその接骨院でアルバイトとして働くようになり、卒業後も続けた。

その頃から人を喜ばせたり、人に頼られたりする仕事にやりがいを感じるようになっていたのだ。長い修業時代には、苦い経験もしている。今でも忘れられないのは、首の痛みを訴えてやってきたおじいちゃん。施術すると「楽になった」と帰っていったが、しばらくして入院したことを知った。実はその痛みは末期がんの症状が表れていたものだった。家族も余命を知っていたのだが、当時は想像が及ばず、気付くことができなかった。

「末期ガンならば脇の下にあるリンパ節を触ればわかることだったのに、職業範囲外とはいえ、自分はその事の触診学の学びを怠っていた。このときに自分に誓った。患者様の身体をさまざまな観点からとらえ、常に学び続け些細な異変も見逃さないようにする」と。

痛みの本質を見極め、痛みや不調を取り除き暖かい心で患者様の健康意識を高める。

私のこだわりは、痛みの本質を見極め、根本から治していくことにある。もともと「整形外科」と「接骨院」では治療範囲が異なる。しかし、そのボーダーは曖昧で、患者様自身でどの科・院にかかるべきか判断しづらい。また、通い始めても完治に至らず、あるいは改善してもすぐに再発し、延々と通い続けなければならないケースも多い。思うように施術効果が上がらない場合は、ずるずると通わせることはせず、他の原因を考え、解決策を持っている診療科へ患者様を誘導する。それを判断するだけの医療知識備えるべきである。

治療理念として掲げるのは、患者様の“ セカンドオピニオン” であること。接骨院には、病院では診断がつかない患者様も大勢やってくる。肋骨の痛みを訴えていたとしても、実はヘルペスが原因であるケースなどは珍しくない。「だるい」「肩が重い」などの症状は、例えば心臓疾患や女性ホルモンの乱れからきていることもある。こうした隠れた痛みの原因を見逃さないよう心がける。

自分たちの専門領域以外のことはわからない、という態度は絶対とりたくない。患者様が日常生活で感じる、あらゆる健康上の悩みを相談してもらえるようになりたい。患者様が他の病院で受けた血液検査や健康診断の結果を持参し、各項目の数値の見方を説明でき、患者様の良きトータルライフパートナーでありたい。